保育園が足らない
仕事の山を超えたので、延び延びになっていた検診へ。5月に行った検査で要再検が二箇所あったので本日朝から行ってきた。尾籠な話で恐縮だが、朝から下剤を飲まなければならず、ホテルに前泊。
夕食を済ませ向かったところ、中国人の団体がロビーに大勢いた。しかし最近の彼らは以前ほど騒がしくない。ずいぶん紳士的であった。マナーに気を使うようになったのだろうか。
しかしおかげでカウンターは行列で、チェックインまで10分あまり待たされてしまった。
赤坂の老舗ホテル。掃除は行き届いているとはいえ、いかんせん設備が古い。建て替えの噂は聞かないが、向かいにあった、赤坂プリンスが建設中ということで竣工の暁には客を取られるんじゃないかとすこし心配になった。
それでも今後インバウンド客が今年の1300万から3000万に増えそうだというから大丈夫か。
昨日この国の総理がいくつかのことを公約した。
経済、子育て(人口減)、社会保障。
中でも気になったのは二番目の子育て。
弊社にもママ社員やこれからママになるスタッフがいる。彼女らのもっぱらの関心事は、子供を預けて働くための整備である。つまり保育園の充実だ。
ご存知のとおり、いま東京では公的機関としての保育園の数が足らず、民間保育室(これも不足)に頼らざるを得ない人が多い。安くない保育料を支払い働くというのは、いろんな意味で家計に負担である。この問題を優先的に解決しない限り、人口減を食い止めることはできない。というか産む選択を若い人たちが決断できない。
富の偏在による経済格差の問題もこれに拍車をかける。
老後が安心で、子供を持つ母親が働ける環境が整い、子育て費用のために子供を持つことを諦めざるを得ない社会というのを築けば自然と人口増は達成できる。
簡単なことではないが、こんな基本的なことはもう何年も前から分かっていること。これまでの政治は一体何やってたんだ。
ODAやオリンピックのごたごた、戦備の拡充なんかやっているヒマがあるなら、国内のこうした重要な問題に税金を使って欲しいと思う。
まあ、この政権に期待できることは何もない。どうせ口先だけである。
アベノミクスなんて叫んで一時は株価も上がったが、いまでは結局ずるずる下がりっぱなし。つまりこれまでは株価はただのラッキー続きなのである。