野沢温泉

 今朝タクシーの乗ったら初乗りが410円になっていた。ニュースには聞いていたが今日からだったのか。おかげでいつも730円の距離を650円で利用できた。ちょっと嬉しい。4人で利用すれば1kmくらいの距離が一人約100円。運動不足の人が増えそう。

 さて。週末は野沢温泉へスキー場の視察へ。安定のサロモンステーションでギアを一式借りて、毛無山山頂をリサーチしてきた。

 今年の野沢は例年並みの積雪だそうで、記録的な小雪の昨年に比べ来訪者数が倍近くになっているそうである。おかげでゲレンデのゴンドラやリフトは結構混雑していた。

 レストランも昼のピークにはパニック状態。中にはアウトドア用バーナーでお湯を沸かし、カップヌードルをすすっているツワモノもいた。アウトドアスポーツを楽しむということではある意味正しいのかもしれないが。

 野沢の良さはスキー場のすぐ近くに温泉街があるということである。おかげで日本情緒とパウダースノーを楽しみたいという外国人スキー客が年々増えているそうだ。ニセコなどを何度も経験し、もう飽きたねなんて会話するような日本通が好むディスティネーションとなっている。

 宿の近くにあったクラフトビールの立ち飲みバーは、欧米系の外国人に占拠され、ここは果たしてどこの国だろうという状態。宿も外国人スタッフが多く働いていた。

 温泉に入ると外国人の人々もマナー良くタオルを頭に乗せお湯に浸かっている。日本人の所作をそのまま真似て彼らも同じような振る舞いをするのを傍で見ながら、郷に入れば云々と頭の中でひとりごちるのであった。

 あ、ちなみに云々は「うんぬん」で「でんでん」ではないですよ。

 野沢温泉、もうすこし新幹線の飯山駅からのアクセスが良くて、サンセバスチャンのような立ち飲み酒場がいっぱいあれば、とんでもなく観光客を集められそうなのにと思いながら小沢温泉ライナーで後にするのであった。