格差社会
ライドシェアが日本でも盛り上がってきていると今朝の日経に出ていた。代表格は「ノッテコ」とか「ノリーナ」。まるで小林製薬並みのネーミングだが、わかりやすいっちゃあわかりやすい。
日本では自家用車でお金をもらっての客乗せはNG。これらのサービスはがサービス受益者がガソリン代などの実費以上を負担しないのでセーフということらしい。なので主に長距離便、東京〜静岡とかそんなドライバーに高速代とガソリン代を負担して乗せてもらうマッチングサービスのようなものだとか。
こういうのが盛り上がるとUberの日本参入に既得権者(つまりタクシー業界)が猛反対している図などを頭に思い浮かべ、開かれた市場を、と声だかに叫ぶ人が連想される。
先日、なにか雑誌か新聞だったかで誰かのインタビューに、すでにアメリカではAI(人工知能)を使ったWEBサイト構築サービスのようなものが始まっているとあった。近い将来、WEBデザイナーは食いっぱぐれ、WEB制作会社が潰れる時代が来るというのである。
WEB制作を行っている当社としても、Uberに市場開放を、なんて言ってる場合ではない。
テクノロジーで余った労働力はよりクリエイティブな方面で活用しようなんていう人もいるが、そんな潰しのきくタクシー運転手やWEBデザイナーが多くいるとは思えない。
技術の進歩は一部の創業メンバーたちとそれ以外の者との格差を広げるだけである。
バーニー・サンダースのような民主社会主義者ではないが、資本主義が行き過ぎるのはどうかと個人的にはどうかと思う。やはりブレーキになるべき社会主義者たちの政党がしっかりいないと資本主義は果てしなく突っ走ってしまう。
自民党は保守のようであるが、公共事業やったりして金をばらまくので超リベラルな面もある。民主も同じ。つまりアメリカ共和党のような小さな政府を目指す保守という政党が日本にないのと、真逆に超リベラルな社会党がないのが問題なんではないかと薄々感じているのだ。
昭和の時代がすこし懐かしい。