リユニオン

 昨夜は若いころお世話になっていた出版社で働く先輩の定年退職パーティへ。ものすごく久しぶりに会う顔多数でとても楽しいリユニオンであった。

 散会手前で飲み足りないと感じ、カウンターで注文するものの、時間オーバーといってサービスされず。ちぇっ。ちょっとくらいいいじゃないか。

 最後はなぜか曲げわっぱをいただき終了。とてもいい会でした。

 当然といえば当然だが、自分も含め集まっている人たちの年齢は高い。白髪、頭髪の不自由な人、体型に問題のある人多数。ま、そらそうだろう。でもどうして若い人たちがあんなに少ないのか気になった。推測だが、氏の部署にはもしかすると若い人があまりいないのかもしれない。出版不況で採用も年々目減りしていて、若い将来有望な編集者見習いは、求められる編集部に配属されているのかもしれない。でもなんだかいまの日本の縮図をみているようですこしぞっとした。

 件の出版社の定年退職ルールは61歳の誕生日の前日が最終出社日。61歳を迎えた日から会社に行かなくていいのである。聞くと年金は62歳から給付されるというから1年待たなくてはならない。貯蓄を崩すか、アルバイトを探すか。しかしそれでもラッキーだという。ひとつ下の世代からは年金支給日が年ごとに後倒しされるそうだ。なぜかは詳しくか聞かなかったがそうらしい。つまり氏のひとつ下の世代は給付が63歳から、そしてその次は64歳からだという。なぜ?

 そうなると退職後、数年無年金ということになる。それちょっと困りますよね。

 たぶんこの記事を読んでくれている人々は30~40台が多いと思う。この世代は定年になる年齢が後ろに下がり、年金支給もそれにつれて先送りされ、さらには減額なんてことにさらされる世代といわれている。

 いや、なんとかしないといけないですね。