何年待ち?

 日本の株価がこのところ好調なので、バブルじゃないかなんて声も聞かれるこの頃。今日も2万4000円台を26年ぶりに突破なんて景気のいい声も聞かれる。しかしほとんどの先進国がその26年の間に株価を何倍にもしたのに対し、日経なんて1989年につけた過去最高高値にまったく迫っていない。つまり別にバブルでもなんでもない。これまで過小評価だった日本の株式が徐々に正常値に戻りつつあるということだ、と思いたい。

 さて。昨夜はスタイリストのOくんの計らいで阿佐ヶ谷にある予約困難な焼肉店へ。

 いや美味しいのは認めるのであるが、これがどうしてこんなに予約困難なのかということを考えた。

 要するに「けれんみ」に尽きる。広い意味で。

 他にひとことで言い表すいい言葉がみつからないので、いまのところそんな言葉で。プレゼンテーション、評判、口コミなどにけれんみたっぷりなのだ。

 だいたい予約困難店というのはそこが共通するなあなどと考えながら、シャトーブリアンとウニが載った丼を書き込むのである。

 まあ食事というのはひとつのエンタータインメントであり文化活動である。ちょっとしたサプライズがないとね。そうじゃないとただの栄養摂取。

 しかしいま最も予約が取れない店ってどこだろうという話で四谷の某寿司店の話が出た。およそ2年待ち。こうなると5年待ちとか10年待とか、そんなけれんみで勝負する店も出てくるかもしれない。