宝島
昨日沖縄の翁長知事の葬儀が那覇で行われた。逝去されて残念だと、出張中、何人かからメッセージが届いた。この方を応援している人は多かったにちがいない。
真藤順丈著「宝島」を最近読んだ。敗戦後の沖縄を舞台にした作品。戦中、戦後の沖縄がどんなだったか、物語を通じて、あるいは主人公たちの目を通じて目の前に立ち上がってくる。沖縄の人たちが味わった辛苦。いまの日本人が忘れている過去の現実、歴史がリアルに追体験できる。
翁長知事はまさにこの小説に出てくる人のひとりのような人。沖縄の現状をよくしようと日本国政府に真っ向から主張をぶつけてきた。
明日は終戦記念日。
沖縄の問題にもうすこし関心を持つにはちょうどいいタイミング。この休みにぜひ「宝島」を読んでください。面白いです。