リバイバルブーム

 Beginに連載しているいであつしさんのページでまたアメトラ人気が再燃とあった。どうやらこれが第三次ブームらしい。詳しくは該当ページをあたってもらうとして、あいかわらずファッションはリバイバルばかりを繰り返しているなと思う。

 80年代にBRUTUSのファッションディレクターをしていた由田晃一さんが、ファッションのトレンドは螺旋階段のようだと語っていた。上から見ると同じところを繰り返しすように回っているのだけど、横から見ると上昇している。

 先日、ラフ・シモンズが新たなデザインディレクターに変わったカルバン・クラインの展示会にお邪魔した。CKジーンズなどカジュアルラインの展示会だったのだけど、まるでデジャブのような眩暈がするような不思議な感覚であった。つまりすでに見てきた過去がぶり返してきたような感じ。つまりリアル80年代なのである。

 映画「グレムリン」のフィービー・ケイツ、あるいは「バック・トゥ・ザ・フーチャー」のマイケル・J・フォックスの世界。

 80年代はファッション的にちょっとイケてない時代だとずっと考えていたが、最近社内の女性スタッフも80Sなので目が慣れたのか、これらのコレクションが妙に新鮮にとてもよく映った。

 自分にもハイウエストのジーンズにパステルカラーのスエットシャツをインさせる勇気が欲しい。