ヤンキーインターン

 今週末の29日の金曜日が年度末。週が明けると新年度だ。

 かなり前の話だが年度末の金曜日、しかも大雨の中、横浜方面から都内へクルマで移動した。その時の道路の混みようったらなかった。あれだけの渋滞は20年前のバンコク並み。まったく進まなかった。

 さすがに近年の首都圏ではそこまでの道路混雑はないだろうけど、銀行などいろんなところが混みそうなのでいまからしっかり準備しときましょう。

 さて、その来週の新年度。新入のスタッフが3名やってくる。その準備中なのだけど、どうも大切なお客さんをもてなすような慎重さで思わず笑ってしまう。その何分の一でも中途採用者にもケアしてあげればいいのに。扱いの違いにすこし戸惑うのである。

 平成最後の新卒者。来年は新元号下の新卒も募集している。とにかく人出不足。来月末に行う会社説明会には数十名のエントリーがあった。良縁に恵まれるといいなあ。

 今日新聞読んでたら、そんな人手不足を補うために大学に行ってない、しかも若干不良をしていた若い人たちを集めて再教育し、IT企業などに斡旋するビジネスというのがあることを知った。

「ヤンキーインターン」というプログラムでハッシャダイという会社がやっているらしい。

 要するに大学に行けなかった人たちの更生プログラム。大学に行かなかったからといって、すべてに不真面目かというとそうでもない。ぼく個人の見解では、むしろ先輩を立てるとか目上を敬う的な旧態依然としてヒエラルキーで世の中を渡ってきたそういう彼、彼女らの方が、意外に真面目だったりする。

 この会社は全国からそういうやる気のある、新聞によると「熱量のある」、若者をシェアハウスに集め、1ヶ月から半年までの研修期間で一人前にして社会に送り出しているという。すでにサイバーエージェントソフトバンクなどにこの研修を乗り越えた若者が就職している。

 いいなあ。すごくいい。

 仕事ってとっさの判断力や度胸が試される場合がある。秀才でひ弱なインテリよりもこうした人材の方が向いているポジションが会社には数多くある。

 特攻服着て、市役所の前でう○こ座りしている成人式の写真とか見せてもらいながら、商談するというのも場が和みそうである。あれ、普通は逆に凍りつくか。