ベッティング
昨日手首のケガのことをこの欄に書いた後、外出した。すると徐々に腰にどうにもいやな痛みがジンジンと。途中歩行不可能になり、なんとかオフィスに戻る。
整体で筋肉を解してもらい電気をあて、テーピングでなんとか凌ぐ。翌日(つまり今日)は朝から大田市場の見学の約束がある。
銀座で花屋を経営している友人がいて、やつに頼み込んで競りの現場へ入れてもらうのである。
ここは月水金が切り花、火木土が鉢物。鉢物狙いのこちらとしては週頭の火曜が揃っているということなので数週間前よりこの日に決めていた。しかし広い場内、この腰がもつのかどうか。
初めての大田市場、狭くはないが想像していたより広くなかった。まあこれが幸いしてなんとかノロノロペースで競りにかけられる植物を事前に評定。目を付けたいくつかの鉢物を事前に物色することができた。
競り落とすには競り場のモニターを見ながら、落としたいものを落としたいタイミングの金額になった時に手元のボタンを押すというもの。これが難しい。というか我々素人にはできない。当然、隣の銀座のヒットマンにベットを頼むわけである。
しかし早い早い。目まぐるしく商品は入札され、落札される。一品数十秒。その間にいくらなら買うというようなことを決め、ヒットマンに伝えなくてはならない。コンマ数秒の遅れで落札できなくなるからだ。
いちばん大きな鉢は落札できなかったものの、他はほぼ満足のできる獲物を得ることができた。
腰の痛みはいつの間にか忘れているが、ところところ鎌首もたげてアタックしてくる。まあしばらくは静かに暮らします。
競り場
獲物