アカデミー本命

 なんだか新聞を読む間もない。夜に朝刊を読む。

 バタバタです。

 しかし忙中なんとやらで、時間はひねり出せるもの。話題の映画の試写に行ってきた。「バードマン あるいは無知がもたらす予期せぬ奇跡」。

 実は一度トライしてダメだった試写である。

 2週間ほど前に打合わせが六本木であり、終わる時間と試写の時間がちょうどいいので会場に赴いたところ、門前にて帰された。とうに満席になっているという。開始30分前である。ちょうどアカデミーのノミネート発表の翌日だったようで、そんなことつゆしらないカッペな自分は価値を知らずぼやぼやしてたわけだ。

 で、今日行ってきた。

 なるほど、これは賞をとりそうな映画である。「6才のボクが、大人になるまで。」同様、ストーリー以外にギミックが盛り込んである。ネタバレとは言わないと思うので書くけどいわゆる超長回し映画である。これは見事。どこかで間違いやハプニングが起きたらどうなるのなんて逆にストーリーに集中できないほどの緊張感。劇中劇でもそのようなハプニングが起こるのだが、アドリブで切りかえすのがプロ俳優の技。いやあ、俳優さんたちの実力は十分過ぎる上に、撮影スタッフたちの用意や準備も大変だったろうなと思わすにはいられない。

 公開は4月とちょっと先だが、これがアカデミー作品賞の本命でしょう。