戻りました

 梅雨明けの東京へ戻った。いいたくないけど暑い。

 NYはとても充実した凝縮感ある滞在だった。いろんなところへ行き、いろんな人に会い、いろんな話ができた。メンズ単体のファッションウィーク第一弾ということもあって、いろんな人が現地入り。あちこちで知ってる顔を見かけた。

 具体的にどんなことをしたかというと、いろんなブランドのプレゼンテーションやショーを見たり、その後の打ち上げにもぐりこんだり、ヒップなレストランへ行ったり、ミュージカルを観劇したり、さらにはクルマを借りて州外へでたり。余った時間は美術館などを巡った。評判のレンゾ・ピアノ設計のホイットニー美術館がいい。

 聞くところマンハッタンの賃料上昇はもはやどうしようもないところまで来ていて、アメリカ最古のおもちゃ屋、FAOシュウォルツが賃料上昇に耐えられなくて店を閉めた。マンハッタンはかなりのインフレである。

 個人的にもそれを実感した。円安もあり、物価がものすごく高く感じるのである。地下鉄なんていつの間にか3ドルになっているし。とにかくなんでも高い。

 まあ、世界中いろんなところへ行っているが、確かにいまの東京の物価は相対的に見て安いと思う。

 だから観光客が増えているのだと思う。

 80年代の東京の物価は世界一と言われていたが、30年経つと状況はまるで変わった。こうなれば外国へ行こうなんて気にならない。このままで行くと日本人の海外渡航者数はこの先先細りになるんだろうね。つまりインバウンドとアウトバウンド数の逆転もありうる。

 ところで例の国立競技場問題。向こうでも話題であった。いつの間にか支持率下落の対策として安倍首相が白紙に戻すということになったらしいが、それなら最初からやれという話である。