子供の自死が最も多い日

 さっきスマホでニュースを見ていたら驚いた記事があった。なんと明日9月1日が子供の自殺が最も多い日というのである。調査は1972年から2013年にかけて42年間行われたもので統計がそう示しているそうだ。前後、つまり本日8月31日と9月2日も同じように自殺が多発しているという。なんともおぞましい話である。

 死んでもいいくらい学校行きたくないなら行かなくてもいいということを彼らに分からせてあげられる方法はないもんだろうか。追い詰められた人たちは、冷静に物事を判断できない。そこまで達する前、普段からそういうもんだという社会知、つまりコンセンサスのようなものが日本中を覆っていればいいのにと思う。

 子供達が自死を選択するような社会を放置して安保法案とかいまの政府は何やってんだと怒りたくもなりますが、これは明らかに論理のすり替えですね。すみません。でもそんな悲しいニュースを聞くと、誰かのせいにしたくなるのだ。

 自死を選択しないまでも、今頃泣きながら夏休みの宿題をしている子供たちもいるだろう。ほとんどの人が通る道である。

 しかしこの夏休みの宿題って意味があるのだろうか。夏休みに宿題をやったから学力が上がったとか、非行が減ったとかそういう統計は果たしてあるのだろうか。たぶんないのでは。

 夏休みの宿題なんて百害あって一利なし、と言い切りたいくらい。そんなことをするようりもさっさと撤廃して子供たちの笑顔を取り戻したい。

 ちなみに9月新学期が始まる国では夏休みは進級休みなので当然宿題はない。みんな夏は徹底的に遊ぶのである。人生メリハリがあるほうが何かを達成するには効果的ということをここで学ぶのだ。

 ところで、我が社であるが、現在夏休みの宿題以上の厳しい取り立てが始まっている。一昨日も昨日もみんな泣きながらアンプラグドの見出しやら本文やらの原稿を仕上げている。いまになっても上がってこないものもあるが、こちらとしては担任教師より厳しい態度で臨まねばならない。