オークション
渋谷の東急プラザがなくなったので、書店に困っている。5階にあった紀伊国屋書店がマイ書店で、週に2回は顔を出していた。なのでどこに何があるか、何が新入荷したかすぐにわかる。もちろん売り場面積も大きく、品揃えもしっかりしているのでものすごく有用だった。残念ながらビルの建て替えにより、渋谷西武というロフト(あの辺ビルが入り組んでいてロフトなのかシード館なのかわからない。というかいまシード館と言わないらしいですね。新名称しらないので悪しからず)に移転した。売り場は狭くなり、点数も減った上、売り場がチャラチャラしてどうも好きになれない。
お膝元の代官山蔦屋書店はエリア特性を活かした選書なので、その目的があるときにはいいのだが、そうでない普段読みを探すには向いてない。恵比寿駅前の有隣堂もまた帯に短し、たすきに流しという感じ。書店にカフェを隣接させる手法が蔦屋以降流行っているからってそこまでマネしなくていいじゃん。
というわけで最近はすこし遠いのだけど、書店は渋谷東急本店内にあるジュンク堂を利用させてもらっている。ここはお気に入りだった紀伊国屋渋谷店よりも広く、果てしない。図書館のような書棚に殺風景なレイアウトがむしろツンとすましているようでよろしい。
さすが週2ではいけないがいまのところ週1くらいでは顔を出し、大体のレイアウトは頭に入った。
先日、このジュンク堂の帰り、東急文化村にて行われていたアートオークションを覗いてみた。比較的日本人に馴染みあるモダンアーチストの作品をラインアップし、しかもリトなどの版画系という買いやすいものを集めたものである。アーチストのサイン有無、エディション限定などで最低落札価格が違うのだが、自分もなんとなくビッドしてしまった。某作家のエディション付き版画作品である。
まあ最低価格だから他のビッダーがさらに値をつけてたぶん当選しないだろうとタカをくくっていたら昨日その知らせが届いて、いまちびっている状態である。
軽々しくサインするんではなかったという後悔と、すこしの喜び。
支払いに行く今週末がちょっと憂鬱ではある。
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