死に方について

 NYから戻って来たばかりの人物から最新NY事情を聞いた。面白い話盛りだくさんで、次号のアンプラグドのネタになりそう。来週、こちらから撮影隊がNYに行くのでその仕込みも頼んでおこう。ぼく自身は月末から別場所に飛んで、次号のネタ打ち合わせ。半年に一回だからこんな風にゆっくり作れるのがありがたい。そう考えると月刊誌の編集者たちはものすごいなと思う。

 ところでとても近しい知人が先週亡くなったという訃報が届いた。まだ若いのにとても残念である。週末会葬の儀が執り行われるという話が方々から届いたが、どうやら連絡網が混乱しているようだ。この週末は近親者のみで会葬し、後日改めて送る会のようなものを開くという。遺された親族からすると、そっとしておいて欲しいということだろう。

 それにしてもこんな風に50歳前後の男性が急に亡くなるという事象がここ数年続いている。たまたま自分のまわりだけで起こっていることなのか、それとも一般的に広がっているのかとても気になる。

 余命がわかって亡くなる方が、突然死よりいいといつも近しい友人は言う。身辺をいろいろ整理してから旅立ちたいと。

 一概にどちらがいいという話ではない。個々人の問題である。

 自分もその友人に控えめに一票、という立場である。