キリム

 昨日は都内某所のキリム屋さんへ次のプロジェクトための打ち合わせにお邪魔した。トルコの方が経営するこのお店はほとんどがトルコ国内で織られた製品を扱っている。

 以前イスタンブールへ行った時、グランバザールのキリム屋さんで気に行ったものがあったのだけど、価格がほんとうにそれに見合うものか、つまりボラれているんじゃないかという不安で買えなかった。なんせバザール内の店はふっかけてくるのが当たり前。実は価格交渉が前提の買い物というのはあまり得意ではない。

 その点、東京にあるこのお店はとてもわかりやすい。いわゆる店頭上代というものがあり、そこから卸値をこちらに提示してくれる。なるほどこのサイズ、このコンディションでこれくらいなのかという尺度というものを定めることができた。今度トルコに行ったら役立つだろう。

 あれこれ見たけれど、どうしてもアンティーク物に目がいってしまう。30年40年ものはざらで、中には100年を超えるものもある。

 キリムを買うのが主目的ではないのに、最後は主客転倒してしまい、物色を始める始末。中でもこのアンティークキリムがとても気に入った。上代は63万円。ひゃあ。 

 でも欲しいなあ。

 

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