もっかい食いたい蓬莱軒

 名古屋シティマラソンでハーフ走ってきた。

 こういう大会に出るのはおよそ台北以来2年以上ぶり。その間、あまり走っていないので、タイムを期待するわけにもいかないので、せめて2時間切るのが目標。まあ、さすがに完走(この場合、歩かないでという意味)はできるだろう。

 前日に名古屋に入り、有名店「味仙」にて激辛麺を食す。その前に前菜と3人で青島ビール、20本以上。翌日競技に出る者の行動ではないな。

 朝、現地でスタッフと待ち合わせ。もう人がごった返していて、ロクに歩けず。トイレも長蛇の列で、みなさん大変だった。尾籠な話で恐縮だが「大」と「小」では並ぶ列が別。しかも両方とも50人以上は待っているという状態。もうテンパってどうしようもない人は一体どうするんだろう? 飛行機の優先レーンのようなものがあるでもなし。

 待機スペースは名古屋ドームの中。空調が効いているので、寒くない。オーロラビジョンで先にスタートしたウィメンズマラソンのエリート選手の走りを見るとはなしに見る。野口みずき選手が遅れたようだ。ちょっと頑張ってほしいな。

 そんなこんなで時間になり、スタート地点まで行き並んだ。するとこちらの屋外簡易トイレは空いてる。油汗でテンパってる人に伝えてあげたい。

 主催者の配慮か、申込者の陰謀か、スタートの場所がものすごい前。というか数メートル先には、スタートライン。潜り込んで前へ出れば最前列に並べそうなポジション。

 号砲いっぱつ、一斉にダッシュである。こちらもそら釣られて飛び出すわけで。でもさすがにすぐにスピードについていけなくなり、1kmほど走ったところで普通のスピードに落としたのだが、左腕のスントを見るとキロ平均が4分40秒とかである。当初の目標アベレージは5分30~45くらい。でも両脇からどんどん抜かれるのでスピードが落ちないのである。落とそうと思っても本能からか負けてたまるか的エネルギーが充満し、ついムキになってしまうのだ。

 こんなペースがキープできるわけもなく、この後、スピードは一定間隔で見事に逓減していく。ざっというと最初の5kmが25分、そこから5kmごとに1分ずつ遅くなって、1時間55分あまりでフィニッシュ。結果としてはほぼ当初の予定通りだが、前半の飛ばし過ぎが効いて18km以降は足が上がらず。ハーフでこんな経験は初めてだった。

 走り終わった後、疲れすぎてもうまったく動けず。全力を出し切ってしまった。着替えさえできない。戻しそうになるくらい。

 同行の山本はサブ100達成。そしてもう一人のハゲは、7回ほどトイレに駆け込み、2時間10分。ビール飲みすぎだろ。しかも味仙選んだのこいつだし。まあ自業自得か。

 レースの後は、みんなで「あつた蓬莱軒」へ。

 実はここんちくるの初めて。

 なるほど評判になるのもむべなるかな。大満足であった。

 帰りの新幹線では、気絶するように眠り、家にたどり着いても夕食もとらずに寝た。ご推察のとおり、今日は身体中が痛い。新幹線の中で腕組んで寝てたんで、まったく走りとは関係のない右腕も激痛である。

 もう二度と出ねえ。マラソン

 

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