リアルな繋がり

 facebookのタイムラインを眺めていたら、昨年亡くなった知人の誕生日にお祝いのメッセージを送っている人がいるのに気付いた。たぶん彼が亡くなったことを知らない人たちなんだろうと思う。「ますますのご活躍を〜」とあるが、一体どういうつながりなんだろうと想像を巡らす。亡くなったことを知らせられていないくらいゆるい繋がりということなのか。

 5人だったか6人だったか、わずかそれだけの人を介せば世界中のどんな人とも繋がれるという話を思い出した。繋がれるかもしれないが、人間関係として友人関係として信頼される関係になるかというと話は別。ま、何がいいたいのかわからなくなったのでこの件はこの辺で。

 フイナム・アンプラグドも発売後およそひと月が経過。売れ行きは好調とのこと(たぶん)。ファンレターもいただき、誠にありがたいと思うすこし蒸し暑い初秋の朝である。

 それまで存じ上げなかった人からの手紙。なんとなくクリック&申請でゆるく繋がるというより、がっつり絆ができるリアルな繋がりだなあとぼんやり思う。

 SNSの将来はなんとなく暗いんじゃないかな。