ハウスメーカーの話

 先週末実姉が建てたという家にいってきた。建築はいくつかのハウスメーカーに相談し、いちばん熱心だった営業マンの会社に決めたらしい。なかなかステキなインテリアで居心地の良さそうな家だった。

 以前、インテリア雑誌などで仕事をしていたライターのKさんから家を建てるならハウスメーカーがいいと聞いたことがある。Kさんはこれまで住居を二軒建てたそうだ。最初は某建築家。綿密に打合わせし、満足のいく家が建ったそうだが、住んでみてわかったことがいろいろあるそうだ。動線が悪く、ドアとドアが干渉するし、冬は寒いし夏は暑い。いくらかっこよくてもこれでは住み心地が悪いと、その家を売って次にハウスメーカーに相談したらしい。

 最大手のハウスメーカーには、階段の角度や高さ幅などを25年以上研究している人や、キッチンファニチャーに何年も費やしている人、あるいは動線について科学的に研究しているチームなどがいて、すべてに圧倒されたという。しかも住んでみたら、マンション並みの機密性だし、お風呂はハイテクで快適だし、地震には強いしまさにいいことづくめ。

 唯一の欠点が施工費が意外に高いということであった。それまで建築家に頼んだ方がコスト高と思っていたがどうやら一概にはそうとはいえないらしい。

 もし家を建てるなら絶対にハウスメーカーがいいと熱く語られてしまった。

 姉の家に話は戻るが、お風呂やらキッチンやらもう最新テクノロジーで装備されていて近未来感にまみれていた。なるほどKさんの言っていたことはこういうことかと納得した次第。

 自分も近未来感溢れるIoTな家に住んでみたいな。