ちょい生

 週明け最初の日は営業部のミーティングがある。三連休明けだった今週は昨日火曜日の午前。その冒頭での話題は、セブンイレブンの「ちょい生」中止のニュースであった。

 ご存知の人も多いと思うが、試験的販売を急遽やめてそれがちょっとした騒ぎになっているあれである。

 好意的な意見より批判的なものの方が多い。確かにいろいろ問題はありそうだ。

 日本人は社会通念的にアルコールに対して大らかである。ちょっとした親族の集いなどでも親戚のおじさんが未成年の甥っこなどに面白半分にビールを勧めるなんてことはよくある。また公共の場所でも飲酒禁止を厳しく取り締まることもない。

 一方、禁酒法の国アメリカは飲酒に厳しい。これは宗教的な考えがベースにあるのだろうけれど日本とは比較にならない。

 飲食店では若く見える者にIDを提示させるのは当然だし、公共の屋外での飲酒は一切ダメ。ビーチだろうが公園だろうが見つかったら違反になる。だから飲みたい者は袋に入れたまま中身のボトルを見せないようにしてビールなどを飲んだりしている。

 飲食店もアルコールを扱うには専用のライセンスが必要だ。

 だからか最近インバウンドの外国人が屋外で歩きながら、あるいは電車内で堂々と缶ビールなどを飲んでいる。あれは公共の場で飲めるということが、何か翼を手に入れたような心境になっているからなのか。酔って大声にがなっているヤツらもたまにいるのは困ったものだが。

 まあ、結局セブンは販売をやめたが、導入の過程でいろんな意見が出てそれでもやはりやってみようとなった背景にはやはりアルコールに大らかな国民性があったんじゃないかななんて思う。

 どちらかというと自分の飲酒には大らかなほう。批判は承知だが、このサービスが近くのセブンにあるならこっそり仕事中に一杯やりにいったかもしれない。