人をみたら泥棒と思え

 オフィスがいまのこの場所に越してきて10年。入居する前にランドスケープに改装を依頼。工事中仕事ができないので、社員旅行に行った。そのオフィスもずいぶん煤けてきた。

 そこで10周年を記念し、壁と床をキレイに貼り直す工事をこれから始める。1階のワークスペースが完成したのでまずは2階のスタッフが1階に降り、無人となった2階の工事。完成後、2階に戻ったら今度は3階スタッフが1階へ移動し、3階工事。

 最後に階段、廊下廻りを仕上げて年内には完成という流れ。

 もちろんその間、社員旅行にもいきます。留守にしますよなんて声だかにいうと、泥棒が入りますよと懸念する声もあるが、昼間は工事関係者、夜はアルソックがきっちりガードしてくれる。まあ盗まれるものもないしね。アイデア、つまり頭の中が資産という仕事の利点はここにある。有形の在庫がない。

 泥棒というとそういや、昨日も書いた中目黒でのパーティ。その準備中にうちのスタッフのバッグが盗難にあった。公園の入り口にそっと置いておいて作業している最中に無くなっていたそうだ。

 バッグの中にはすべてが詰まっていたというからかわいそうである。パソコンはもちろんカードや免許証など一式が入った財布まで。これは大ダメージである。

 落し物が戻って来る安全な国日本、なんて神話のような話が諸外国に伝わっているようだが、このように盗まれたと思われるものが交番に届けられることはたぶんない。残念だが、日本も諸外国と同じように善人もいれば泥棒もいる。

 しかし最近、このような軽犯罪が体感的に増加しているように感じる。日本もついに欧米先進国並みに緊張感を持って生活しないといけないところに来てると思う。