ワンタイムパスワード、3回間違えるとアウト!

 月末が近づいてきた。

 昭和の頃とは違い、銀行に並んで振り込み手続きをしなくても、いまではオンラインバンキングサービスで大概のことはできる。一軒一件、集金にクルマで回るとかそんな時代があったなんていまのミレニアル世代は信じられないだろう。

 しかし、この銀行のサービスであるが、windowsのパソコンでしか動かないとか、OSに制限があったりするのはもちろん、ブラウザにも制限がある。最新のブラウザには対応せず、いわゆるinternet exploreの特定バージョンだけ動作するとかもうなんなのかという状態。

 さらに銀行によっては、ワンタイムパスワードなんちゃらといって、小さな電卓のような機器でパスワードを表示させ、それを打ち込まなくてはならないし、違う銀行ではそれを「トークン」と呼んだりして、もう何がなんだかわからない。

 それぞれにログインID、実行パスワードも必要。

 それらがすべての取引銀行数必要である。

 しかも出張先やら自宅でも手続きしないとならないから、それぞれのパソコン用にそれらが必要なのである。

 しかもこれは会社の分で、個人の口座にもこれがぶらさがるから、机の中にそのパスワード機器が10個以上あって、もはやお手上げ状態。どうしてこのスマホ時代にこんな旧態依然としてシステムでしか動かせないんだろう。

 話によると銀行のシステムを作るのに、あるいは作り変えるのには数百億円かかるらしい。たしかにこれだけ強固なシステムを構築するにはそうなるやもしれない。しかしいまの仕組みはまったく将来の拡張性や機器の進歩に対応できてない。

 いまいろんな決済サービスが花盛りで、個人間の送金なんて手数料なしで送れたりもする。きっと将来、会社の送受金はこっちになるんじゃないか。すでに給与をこうしたサービスに乗り換えさせようという動きもあるらしいし。

 融資なんかもAIで対応できる直前まできているというし、銀行、やばくないですか。