相殺の一票

 選挙について誰かがどこかで書いていた。マイナス投票というのがあってもいいのじゃないかと。つまり議会に送る人を選ぶのが選挙だが、応援したくない人を自分の一票でマイナスするというもの。これといって選びたい候補者がいなくても、こいつだけは絶対やだという候補者はいることもある。そういう候補者を議場に送らないための相殺の一票。これをやるとかなり選挙が盛り上がり、投票率も上がると思う。

 投票率が上がると困る人もいるのでこんなアイデアが通るはずもない。でも空想するだけでも面白い。

 来年早々都知事選がありそうである。結構粘っていたが現知事は辞任するようだ。この後会見ということなのでまあそうなるんだろう。

 すでにこれを見越して与野党は候補者選びの準備をしていたと思うし、その他の野心家もすでに準備万端だろう。だれかとは申しませんが、絶対に当選させたくない候補者も立候補しそうである。

 都議選は人気者を選ぶ選挙ではない。税金の配分とそれによって都民の暮らしや安全、そして財産を守ってくれる政治を行う長を選ぶのである。

「民主主義は最悪の政治といえる。これまで試みられてきた、そのほかの政治体制を除けば」、というチャーチルの言葉を反芻しないような結果を望みたい。

 

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