フィギュア代表選考について

 フィギュアスケートについてはまったくの門外漢なので、お門違いな見方なのかもしれないが、なんとなく気になったので書く。

 先日の試合でケガで調子の上がらなかった高橋大輔選手が5位という順位なのにオリンピック代表に選ばれた。3位に入った小塚崇彦選手のことを思うと気の毒でやりきれない。

 高橋選手は実績もあり、実力もあるのは充分承知している。万全のコンディションで出場すればメダルの可能性も高いだろう。しかしこのニュースを聞いて、どうも小骨が喉につっかえている感じがする。

 ずいぶん前の話になるが、無敵と言われた柔道の谷亮子選手を破った若い選手が代表になれず、涙を呑んだあの時のことがフラッシュバックする。

 代表選考は諸外国、特にアメリカのように一発勝負にすればいいと思う。そっちのほうがフェアだと思う。大人の事情でどうしてもメダルが欲しいから、総合的に考えて選手を選ぶとなると恣意的な意志も働くこともあるうる。つまりアンフェアだ。

 この件で以前友人と居酒屋で激論を交わしたことがある。やつの言う理屈もわかるけど、やはり何かフェアであるかというのがスポーツの一番の基準になると思う。

 ここ数ヶ月で急激に実力を伸ばしてきている若手がいても、実績を言い訳にされどんなパフォーマンスを見せても代表に選ばれないということになると本人もがっかりだろう。その悔しさは測りきれない。小塚選手がいま何をどう思っているのだろう。

 メダルは結果としてあればいい。選手が一生懸命やっている姿をみて、応援できればそれでいいのではないか。

 メダルがどうだとか我々外野がとやかく文句をいう筋合いではないと思うんだがなあ。

 

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