Motoped

 クリスマスが終わった。

 クリスマスといえばプレゼントだけどここ数年、プレゼントのやりとりをしていないことに気づく。自分としてはプレゼントにこれが欲しいというものがずっとないのだけど、みなさんはどうなんだろう。適齢期の女性は相変わらずアクセサリーやブランド物のバッグなどを所望しているのだろうけど、男性はどういうものを欲しがってるんだろうか。やはり靴とか、バッグとか時計とか? 若い人は時代的にもっと質素なもので満足するのかも。バブル世代と若者のギャップはこういうところに現れるのかもしれない。靴とか時計とかバッグと言っているのは男性誌でいうとLEONやSafari世代。ここは団塊ジュニア世代なので厳密にはバブル世代とはいえないけど、日本の消費を引き続き引っ張っていってるジェネレーション。彼らの物欲が枯れた時、日本の経済は一体どうなっているのか心配である。ま、それは置いといて。

 自分の話であるが、今年はちょっとこれいいな、欲しいなというものが現れた。プレゼントしてくれというのはおこがましい値段だし、入手方法も困難な上、応募の締め切りも終わったというかなり入手困難なアイテムだけど、そうなるからさらに欲しい。

 Motopedというバイクなのだが、自分で組み立てるキットで、なんと自転車のペダルがついて自転車走行もできる。

 そもそもクラウドファウンディングで資金を集めて、販売するというモデル。すでに締め切られていて目標の8万ドルを大幅に超える37万8千ドルあまりを集めた。その投資金額に応じて手に入れられるアイテムが違う。2500ドルあまりを投じると、フルキットが手に入る。

 日本の公道では保安部品を付けないと走れないだろうけれど、それくらいのことはそこらのバイク屋さんでやってくれると思う。なんといってもユニークなコンセプトとデザインがいい。

 日本はもはやバイクに厳しい社会であるが、やはり乗って楽しいという意味では、クルマや自転車とは大いに違う。こんな小さなバイクで林道などを走ってみると楽しいだろうなと思う。

 それにしてもこういうのを作るのはいつもアメリカ人だ。日本にもこんなものを作るファウンダーがいてもいいと思うんだが。

 


Motopeds by Moto Fusion — Kickstarter