若き就活生の悩み
本日2本目。
ランチをしていたら就職活動中らしきスーツを着た女子大生が隣に座った。渋谷の駅に近い洋食店。小さい店なので席間の距離が近い。テーブル席だったのだけど、カウンターに並んで座っているくらい近い。
対面で座ってオーダーを待つ間、彼女らはさきほどまで行われていた面接の話を始めだした。どうだったとか、そんな話。そこへスタッフが注文を取りに来て話は分断。そそくさとオーダーを済ませた後、片方の女の子がトイレに立った。女性のトイレは長い。といってもコラム一本読めるくらいの時間である。実際、昨日発売の週刊誌の見開きのエッセーを読み終わったくらいに彼女は戻ってきた。
そしておもむろに待っていた彼女に話しかけた。
「ねえ、次の会社って結構遠いみたいよ。調べたら電車で30分くらいかかりそう」。
待っていた方は、えっ、というリアクション。
そしてさらに、
「間に合うように行くとしたら、ここをそうね、あと10分で出ないとダメだわ」。
沈黙。
そして待っていたほうがどうしようもう注文しちゃったし、と慌てだした。
横で聞いているこちらとしてもそれは一大事と思ったが、こちらもタイムオーバー。もう約束の時間なので出なくてはならない。最後まで会話というか、彼女らの行動を追い切れなかったのが残念だが、その後どうしたんだろう。腹をくくってどうとでもなれとランチを堪能したのだろうか。それともお店に謝って事情を話して店を出たのであろうか。
その後、どうにも気になって仕方なかった。
そもそもセルフマネジメントがなってないという話なんだが、なんだかかわいそうになってしまった。
たぶん今日の失敗談を親や兄弟、友人知人にするとみんなバカじゃないのと説教臭いことを言うんだと思う。それもまた気の毒。
まあ人生いってこい。きっといいことあるよ。