イラストレーターになっとけば良かった

 LINEのスタンプを自分でも作って売れるLINEクリエーターズマーケットが始めるというニュースがあった。我が社でもなんかできないかという議論になったが、結局はキャラクターを作るのはイラストレーターや漫画家さんなので、我々の介在の余地はないという結論。ふきだしに面白いコメントを書いてコラボするということも考えたがまあこれも難しいだろう。

 以前、このLINEスタンプをやりましょうと某社に提案したことがある。その会社が管理するゆるキャラを作ってそれをスタンプにしようと。しかし提案した某社も実現性を疑問視しあまり乗り気でなかったが、結局LINE側の条件が非常に厳しく流れるはめになった。問題は金銭面での乖離。

 このクリエーターズマーケットを上手に使うとそんな企画もうまくできるかもしれない。

 ところでこのスキーム、作者側とLINE側で取り分が折半。100円のスタンプ1個売ると、50円が作者側の懐へ。いまマンガのコミックスが500円強くらい。およそ10%が印税として作者に入るからその取り分が50円強。

 このスタンプ商売、ずいぶん実入りのいいビジネスだ。たぶんいま日本中のイラストレーターがこれを意識していると思う。すでに知人のイラストレーターが制作を始めたという噂話が聞こえてきた。

 がんばってほしい。これまでスタンプ1つも買ったことないけど、仲のいい知人の作品なら間違いなく買うね。