アルバ白トリュフ祭り

 ご無沙汰。この間、イタリア・アルバへ行ってきた。目的は例年この期間に行われているアルバ・トリュフ・フェスティバル。この時期解禁される白トリュフを盛大に祝おうっていうお祭りである。ここではその白トリュフのオークションなども行われる。お正月の築地でマグロの初競りを行っているがだいたいあんなもん。いや、見てないのでなんとも言えないが、想像です。

 この時期の毎週末、アルバの小さな街は世界中からの観光客でごった返す。そのまっただ中に身を委ねたというわけである。もちろん白トリュフを味わうというのが目的だ。

 アルバはイタリア第4の都市、トリノからクルマで小一時間。出発時からタイヤに釘が刺さって修理に一時間というアクシデントに見舞われたものの、無事到着。露天でサラミをもらったり、バローロを飲んだり昼間っからメートルあがりっぱしであった。

 そうアルバは近郊にイタリアワインの王様、バローロと女王バルバレスコが控えている。もちろん翌日はバローロを表敬訪問。時間切れでガイヤで有名なバルバレスコへは行けなかったものの、その夜は築地からもちこんだフグで白トリュフを堪能するという目論見も達成できた。

 ちなみにアルバのお祭り会場はこんな感じ。

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 白トリュフ取りの名人のおっさんによる白トリュフ。

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 おっさん。

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 ミシュラン★1つのレストランでタリオリーニ・白トリュフ。シンプルでこれが美味しい。

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 バローロではさらにシンプルな目玉焼きに白トリュフを。やはり卵との相性はバツグン。もちろんご相伴はバローロワイン。

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 ともかく書くとながくなるので割愛するが、体から白トリュフ臭がするくらいトリュフ食ってきた。

 しかし白トリュフ、好きな人は徹底的に好きなんだが、興味ない人にとってはほんとうにどうでもいい食べ物。こんなにことに血道を上げることにまったく理解できないということらしい。

 そういうもんかもね。

 しかしこんなバカバカしいことを徹底的に楽しめたことはよい思い出。写真は例のカメラで撮ったものであり、まだ現像してないRAWの元データ。1000枚近く撮ってきたので、セレクト現像し、あの香りを追体験したいと思う。

 しかも今回はANAのマイルでただ旅行。楽しい遅めの夏休みであった。

 もちろん仕事にからめてであるが。