インドは自動運転いらない
インドの交通大臣がいわゆる自動運転のクルマをインド国内で走らせないといっているというニュースを読んだ。ただでさえ失業者がたくさんいる国に人の仕事を奪う技術は必要ないという趣旨である。
規制すべきかなんでもオープンにすべきか。難しい問題をはらんでいる。
だいたいこういう場合、程度問題としてバランスを取るのが良いとされる。つまり適度に技術を取り入れ、適度に規制するといった。
でも意外とぼくはこの大臣の政治的発言にエールを送るのである。トランプのようなポピュリズムではなく、本気でそう思ってそうだから。賛否はあるだろうが、あくまで個人的に。
仮にインドを自動運転車が席巻するなら、クルマメーカーは儲けたあがりの多くをドライバーの職を奪われた人たちに再配分すべきなんて意見も出てきそう。
わが国でもこうした議論は今後どんどん持ち上がってくるだろう。いわゆるシェアリングエコノミーという規制に穴を空けるようとしているビジネスが盛んだから。
消費者立場で物事を見るか、あるいは社会市民として公平性をどうバランスすべきか。難しい問題。
こういうのを酒の席で話し始めると必ずもめるのでやめたほうがいいです。