新しいヒーロー像

 今日発売の週刊文春のシネマチャートを見る。<ベイビー・ドライバー>と<エル ELLE>が評価の対象である。近年稀に見るほど両者の評価は高い。前者は特に5名の批評者のうち、4名が5つ星満点。残り一人も4つ星。こりゃ観るしかないでしょという気にもなる。

 実は事前に試写にお邪魔してぼくもこれ観ました。確かに面白い。でも星の大盤振る舞いかなという印象。ライアン・ゴスリングが主演した2011年の映画<ドライブ>もいわゆる同じ逃し屋稼業の話。こちらも良かったです。

 <ベイビー・ドライバー>面白いです。はまる人ははまる。

 ところで週末、<スパイダーマン ホームカミング>が封切り。これもよくできた映画でした。先の<ローガン>といい、このところヒーローがどうにも人間臭くなっている演出が流行っているというか。こういうアプローチのヒーローものってこれまでになかったという意味で新鮮でおもろいです。脚本家の技だな。

 日本でも<シン・ゴジラ>のアプローチが面白かった。その流れで仮面ライダーやらウルトラマンやらを作り直すのも興味深い。誰か作って、というよりすでにプロジェクトは進行しているかもしれないね。

 

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