浅草寺

 浅草の浅草寺。こう書くと重言(頭痛が痛い)ぽいけど仕方がない。ともかく浅草寺である。東京に出てきたばかりのころは「あさくさでら」なんて訓読みしていたが、音読みの「せんそうじ」だと気づくのにずいぶんかかった。

 朝からいろんなサイトやブログでこの仲見世通りのテナントの家賃のことが話題である。発信元は今日発売の週刊新潮。ようするに平均すると参道にある89店の家賃の平均が2万3000円で、それを16倍の37万円にするというので大騒ぎになっているという。

 そもそも浅草寺が土地所有者。しかし建物を都に無料貸与し、都が仲見世通りの土地を管理し、それを店子に貸していた。しかしこの7月、浅草寺が都から上物買い取ったため、まわりの相場に合わせて家賃をあげることになったということである。

 ほとんどのお店は来年1月から導入させるであろう新家賃では商売上がったりということらしい。

 それにしてもあそこの家賃が2万3000円とはちょっと驚きである。

 しかしあの人出を考えると37万円でも安いという業者はいっぱいいそう。どこの商店街にもある金太郎飴的な大資本系店舗が並ぶのは間違いない。

 ある種文化財的な側面がこういうことで壊されるのは残念。まあそれが自由経済というんだろうけど。