8年

 今日は3月11日。

 8年経ったいま、あの直後が嘘のように外国人が多い。あの頃はインバウンドなんて言葉はなかったし、滞在外国人もいまほどいなかった。8年で世の中は大きく変わったなあと感じる。

 朝ラジオで聞いたけど、陸前高田で被害にあったエリアの嵩上げ工事が進行中だという。しかし完成したエリアの半分以上が利用目的が定まってないとか。以前そこにいた人たちは、もうそこに住みたくないということらしい。恐怖が、記憶がそうさせるのだろう。

 ところで12メートル嵩上げされたからといって、果たしてそこ安全なのだろうか? 誰が12メートルって決めたんだろう。いつか未来にやってくるかもしれない津波がどうして12メートル以下だと言い切れるんだろう。あの時それこそ「想定外」の事態ってみんな連呼していたのに、この先想定外は起こり得ないという根拠はない。

 50メートルくらい上げないと安心って言えないんじゃないのかな。

 できればみんな災害のあった場所から離れてもっと安全なところに移ってほしいとおもうのだけど、先祖代々からの引継いだ地ということや地縁などからそこを離れられないのかもしれない。でも命が大切です。

 難しい問題だけど、誰かがリーダーシップをとって問題に対処しないと誰も喜べない対策になってしまう。

 国のリーダー、しっかりしてください。