噺
あまりサプライズパーティというものの経験は少ないのだけど、昨日は後輩の50歳の誕生日をそれで祝うという会に誘われた。銀座のダイニングバーに本人登場の30分前に全員が集合し、出迎える段取りの確認。
本人の登場がすこし遅れ、暗い店内にすこしぎゅうぎゅう詰めに押し込まれ息が詰まったが、本人は喜んでくれただろう。
乾杯の音頭を指名され、軽くスピーチ。まあそつなくこなしたのだけど、噺家さんやアナウンサーというわけにはいかない。そういう人前でしゃべる技術というものをもっと磨きたいなといつも思う。
よく行く広尾の鉄板焼き屋さんのオーナーは、落語を趣味でやっていて、年に一度三人会のような催しを開いている。昨年暮れ、リハーサルというか練習を聞いてくれというので、お店の食事の後、個室に案内され聞かされた。
これがなかなか上手い。素人芸をはるかに超えた完成度。もう何年もやっているからということだが、やはりセンスというのが大きい。
この日のネタは立川志の輔の創作落語の一席。本人の音声を運転中などに繰り返し聞き返し間などのタイミングを練習しているということだそうだ。
好きじゃないとできないよね。やはり物事というのはそうなんだよね。
努力は夢中に勝てない。
あれだけ夢中だったギターも最近、ご無沙汰だし、ちょっといろいろやり直してみよう。
スマホの電源落としてね。